私の大好きな和菓子の中の一つ
如水庵の筑紫もち きな粉と黒蜜がついている。
それをかけて食べるのですが 黒蜜をかけるのと
かけないのでは味が違う。ただ それだけではなく
見た目も違う。黒蜜をかけることによって味が濃厚に
なるように感じる。
和菓子は 重い色で作れば作るほど味わいを深め
軽い色で作ると味わいが淡白になります。
和菓子の甘味は色が濃くなれば それだけ甘味も濃く感じるのです。
たとえば 羊羹。黒羊羹と白羊羹 比べて見ると
どちらが 甘味が濃く感じるでしょう~ 黒羊羹は濃く・白羊羹は淡く感じませんか?
白羊羹を白い器に盛っているので さらに 淡く感じさせます。
でも この白羊羹を 朱赤や黒の器に盛りつけると 器の濃い色に支援され甘味を濃く
感じさせます。まさに 色の効果です。(ちょっとわかりにくいですかね~)
器の色の効果で 食べ物が美味しくも まずくも感じます。
高級料亭などに行けば その配慮 さすがです!!
日本のわび・さび・・・感じさせてくれますね。