Fascination(ファッシネイション)
ファッション・コンサルタント 藤原純子のウェブサイトです

藤原 純子Junco Fujiwara

「ルック」とは何か?

世界中のファッション・コンサルタントやスタイリストが「服で自分を変えることができる」と主張します。そしてそれをファッション業界に蠢くファッション・フリークのの戯言だと意に汲まない人々が、世界中にはもっと沢山います。ユニバーサル・レベルで見れば、ファッションに身を投じること(つまり、彼らが言うところの「ファッション・フリーク」或いは「ファッション・ヴィクティム」になるという誤解)は贅沢な行為であり、その意味で私たちは常にマイノリティーです。

でも私たちは嘘をついていません。「服で自分を変える」ことは可能です。

私たち専門家の中で、高級ブランドの服で着飾ることがファッションだと言い切ることができる人は稀でしょう。寧ろファッションに身を投じるきっかけは、おろしたてのブラウスの袖を通したときの晴れやかな気持ちや、適切なコーディネイトで街に出た時の、外の世界の空気が身を包むあの感覚。

それは私たちの日々の生活の気分を変えます。人に対していつもより寛容に接することさえあります。「きちんと装うこと、そしてそのための自分なりの手段を知ること」はわたしたちの「こころ」により意味で自信を与え、前向きに生きる手助けをしてくれます。これがおそらくファッションの誰もが見落としがちな本質であり、その本質は、フリークやヴィクティムにならずとも、摑むことができる筈です。

1枚のブラウスから始まるファッションへの旅が、自分を変えるのです。

"私が純子さんから教わった最も大きな視点は服と身体のバランスです。"
ある時、純子さんは私にタイト寄りのスカートを勧めてくださいました。丈の感じは明らかに膝上、私の中で『30半ば』×『膝上』×『素足』×『ママ』=NGが出来上がりその事を素直に打ち明けたんです。
すると、「年齢や役割で×とするのではなく、素材、デザイン、色、シルエットで判断していいのよ」と。試着するとピッタリ肌に馴染み、素足で健康的な大人の色気を醸し出せていました。子どもから「ママかわいい〜」と。
それは地黒というコンプレックスが魅力に変わる純子マジックの瞬間でした。ありのままの自分が、あっという間に自信に変わる体験を貴方もぜひ体験してみませんか?

石橋 江莉子さま

「からだ」とは何か?

もし、私たちの「ルック」に対する考え方、つまりファッションの本質が着飾ることではなく「自分を良い方向に変えてゆくこと、その手段を手に入れること」であれば、なぜ私たちは「ファッションを楽しめるは若い人」「スタイルのいい人はオシャレができて羨ましい」と感じてしまうのでしょう。 例えば若くスタイルがいい方がお洒落をすれば、確かに多くの方が「美しい」と思いがちです。でもいつもわたしは感じでいます。「その美の基準は、誰がつくって、誰が決定したのか?」と。

恐らくそれは本能であったり、ファッション業界の人々が作り上げた商業的な偶像……というのが一般論なのではないでしょうか。或いは正確な答えは闇の中なのかもしれません。しかし、知性や理性を以って社会を生きてゆく私たちにとって、それは受け入れることができる基準なのか?

わたしはそこでみなさんに”NO”と言って欲しいのです。

ファッションを楽しむ要件は若さやスタイルではありません。ファッションの本質を理解し、マナーを身につけ、それを楽しめる「こころ」をもつことです。そしてそれに必要なのか健やかな「からだ」。そして自分の「からだを理解すること」です。

スタイルを気にして過酷とも言えるダイエットにトライする人が近年増えているように感じます。でもそれはスタイルを良くするためではなく、健やかに生きるために、できうる範囲でトライする方が賢明です。健やかな「からだ」と「こころ」が結びつけば、自分の現在のスタイルにあったファッションを手に入れることはそれほど難しくはありません。若さやスタイルに理解を示しながら、ファションを自分らしく、自由に楽しめばいい。

それが、わたしたちにとって正しい「ルック」と「からだ」の関係性です。体重やプロポーションはこの関係性に関与しません。それではファッションの存在意義が無くなってしまうでしょう。健やかであれば、だれもがファッションの恩恵を享受できると、私は信じていたいのです。

「こころ」とは何か?

"カタチにはまるのではなく、心を大事にしたい ファッションは流行りではなく 本人が最も輝く服を選ぶ"

藤原さんには、私の「好き」を大切にしてくれつつ、自分の可能性を広げる「新たなスタイル」の機会を与えてくれ、様々なシチュエーションに応じ適切なコンサルティングをいただいています。
また、経営者、TV出演、二人の子供の母親と、様々な立場を生きる私を理解してくださった上でいただくアドバイスには、深い愛情を感じるとともに、心から信頼を寄せています。彼女の人間性がたくさんのファンを集めているのだと思います。服はその人の生き方そのものを表すのだと藤原さんに教えていただきました。

シックスセンスラボ株式会社 石川 奈穂子さま

何にでも「ルール」があります。
言葉には文法と語法が存在し、数学には公式と定型とも言える解法が存在し、夫や恋人との関係性にも「やっていいこと、いけないこと」が存在します。
そしてファッションにもルールが存在します。
それは、季節ごとにまるで違うファッションの流行、すなわちモードを常に把握し、そのトーン&マナーに従って服を選ぶということではありません。それはファッションのある一部の専門家の仕事であって、ファッションを楽しむ人々のルールではありません。
ファッションのルール、それは「適切に着こなすこと」です。つまりファッションのルールを理解するというのは「TPOや自分のマインドに従って適切に服を選ぶ方法を身につける」ということです。

自分らしさにも自由にも一定の枠が存在します。人が迷惑してしまうような自分らしさをパブリックの場で披露すべきではないですし、何にでもルールが存在する社会に、枠のない自由は存在しません(敢えて枠を超えてゆくという高等テクニックも存在しますが……)。

友人と食事にいくとき、仕事でプレゼンテーションを行う日……さまざまなシチュエーションで、その場の空気にしっかりとフィットし、なおかつ自分をポジティブな、或いは穏やかな気分に仕立ててくれる着こなしを会得することで私たちは日々ファッションを楽しむことができます。

そしてこのルールを身につけるために、自分に似合う色や自分の骨格の特徴を知ることは非常に有益です。また、歩くときに少しおなかに力を入れて姿勢を正し、時には家で十分な休息をとり、お肌のコンディションを回復させることも必要でしょう。
人々は「ファッションには終わりがない」と言います。でも本当に終わりがないのはファッションを楽しむための「こころ」に磨きをかけていく道程なのかもしれません。でもそれは、わたしたちにとってきっと有意義な旅路に違いありません。一緒に歩んでいきましょう。

サロン紹介

大手門にあるFascination(ファッシネイション)のサロンは、みなさまのファッションに関するお悩みをお伺いし、各種レッスンやサポートを行う場所。日々自分のファッションセンスを探し、磨く意欲に溢れる意識の高い方々と共に、充実したセッションを行っています。みなさまも是非お越しいただき、わたしたちと本当のファッションのありかたについて語っていきましょう。お会いできることをスタッフ一同楽しみにしています。

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