以前、藤原純子スタイルを書きましたが

　その記事はこちら→☆

　今回は、その続きを書きたいと思います。

　私がこの仕事を選んだのも、ずっとずっと昔から

　そう宿命のようなものだと感じています。

　オシャレが好きで、銀行員になってから自分の

　給料の半分近くはお洋服に費やしてきたと思います。

　小さな蔵が建つ！くらい投資してきました(笑)

　その中で、これを着れば自分が細く見える

　太って見える、若く見える、老けて見える

　など　表面的な事はもちろんですが

　内面の深い部分

　洋服の声が聞こえてきたんです(笑)

　そういうと可笑しいかもしれませんが、

　この服はこういう思いで着て欲しい！とか

　こういうのと組み合わせて着ると良いよ～とか

　もっと心正して、姿勢正して着て欲しい！とか・・・

　服もただ着れば良いという物ではないんだ

　という事を服から学ばせてもらいました。

　私自身　何度も言っていますが、ファッションの専門

　学校に行ったとか、デザインをしていたとか、留学経験とか

　何もありません。とにかくファッションが好きで好きで

　いろんなものをみる為に歩き回ったり、雑誌をくまなく

　見たり・・・それだけでした。

　そしてOLでしたから、ものすごいお金があるわけでは

　ありません。まあ給料・ボーナスはその当時恵まれて

　いたと思います。でもブランド物を買いあさるような

　余裕はもちろんありませんでした。

　だからこそ！です。自分で工夫するのです。

　私が20代の頃に良く通っていたブティックの

　オーナーさんが言っていた言葉を思い出します。

　「お金持ちの人が全員そうとはもちろん限らないけど

　　比較的ここに来るお金持ちの方は、マネキンに

　　着せているトータルコーデを一式買って帰る。

　　買うお金があるから、考えない。いや考える必要がない

　　でもお金に余裕ない人は　全て買いたくても

　　変えないから、本当に今必要としてるもの

　　これを買ったらあれにも

　　合うかな・・・と着回しができる事を考えて買う。

　　だからセンスが磨かれる」

　なるほど！って思いました。もちろんお金持ちの方が

　すべてそうではないでしょう～　けれどお金に余裕が

　ないと嫌でも考える。お金がもっとあればあれもこれも

　買えるのに～なんて私も思ったことありましたが

　今思えば　なかったからこそセンスが磨かれたんだ！

　って思いますね。

　私が提案している同行ショッピングでのコーデや

　メーカーさんから直接仕入れるお洋服は

　もちろんその方に似合う色・形・素材も大事なので

　提案しますが　着たいものを着る！それが自分の

　色やラインじゃなかったとしても着たいものは着たい

　それを自由に着る事で心の状態がワクワクする

　でもあか抜けていないならそれもちょっとこまる

　じゃあどうすればいいのか？

　その疑問を解決する

　コーデを提案しているのです。

　そこが誰にもない私の強みだと思っています。

　「あなた何タイプだからこういうの着た方がイイですよ」

　「あなたはそういうの似合いませんよ」

　そんな表面上の事だけではなく、好きな服・着たい服を

　素敵に着こなす方法。そっちを探す方が楽しいんです

　私自身がそうでしたから・・・

　プロとはそういう事を含めて提案できる　要は

　いかにオリジナリティをだせるか！だと思います。

　基本はもちろん知っておかなければ話にならない

　でもガチガチに自分の知識を型にはめるのではなく

　目線の矛先は常に「お客様が喜んで頂ける提案」

　私はそこを1番大事にしている。だからその方のカラーじゃなくても

　私これ着てみたい気分なんです！って言われると

　喜んでオススメします。もちろんより素敵に見えるスパイスを

　ちょこっと加えさせて頂きますが・・・

　私の強みはオリジナリティ

　臨機応変さです。

　ファッションってとっても奥が深いものだと

　私は感じております。

　その方の心の状態が悪ければ、同じお洋服を

　着たとしてもまったく違って見えるんです。

　

　あなたも感じたことありませんか？

　この前着た時は良く見えたのに

　今日着たらなんだかしっくりこない～なんてこと。

　お洋服ってそういうのがわかるんすね。