Fascination(ファッシネイション)
ファッション・コンサルタント 藤原純子のウェブサイトです

 一昨日、自分の将来どうしていいのか迷っている方が

 ぜひお話し聴きたいと私の所に訪ねてこられました。

 彼女は29歳。元アパレルで働いていてパーソナルカラーの

 資格も取得しているんだそう。

 洋服が大好きで、できたら私のような同行ショッピングなど

 でお客様にアドバイスできたら・・・と。でもまだ年齢的にも

 信頼していただけるか自信がないと・・・

 カラーリストも山ほどいます。その中で生き抜いていくには

 人と同じことをしていてもダメ。カラーリストによって診断もさまざま。

 それでお客様が迷いカラー診断ジプシー(渡り歩く人)が

 増えてきます。

 どれが正解とか間違っているとかではなく

 ドレープ(布)もいろんな種類があるので、微妙に色が違います。

 色が違えば人の目が判断するものなので、診断結果も変わってくると

 言うこともあります。問題はそれをしっかりお客様にお伝えすることです。

 絶対はないのです!私は絶対と言うことはいいません。

 もちろん自分の診断には自信をもってやっています。

 でも絶対はないのです。私の所にほかで診断してもらって

 こう言われた、でも納得いかないから来ました!と言う方が多いです。

 でも同じように逆の場合もあるかと思います。私が診断した結果と

 別の方が診断した結果が違うという事も・・・

 ただ私の場合は なぜそう診断したのか、なぜ診断する人によって

 診断結果が違う場合があるのか・・・他のカラーリストさんの診断結果を

 決して否定しないし、悪くも言いません。

 華道や茶道に流派があるようにパーソナルカラーにも流派があります。

 そしてまたそれを独自のやり方で広げている方もいます。

 メイクでもエステでもヘアカットでもする方によってそれぞれの特徴が

 あります。それでいいのです。あとは自分に合った人をお客様が

 選んでいけばいいと思います。

 足の引っ張り合いなど決してしてはいけないと思います。

 刺激しあい、切磋琢磨することでカラー業界の活性化にもつながると

 思っています。

 山ほどいるカラーリストの中から、自分を選んでくれるお客様を

 大事にし、真摯に向き合って自分の持っている知識をひけらかすのでは

 なく惜しみなく提案する事、愛を持って接することが1番大切。

 

 人の意見に流されたり比べたりするのではなく自分がどうしたいか、

 お客様の為に

 どうしていくことがいいのかをしっかり考えていけばぶれない!!

 と思いますよとお話ししました。

 29歳の彼女はまだ若いしこれからの人。焦る必要もありません

 私の話を真剣に聞きながら、「楽になりました、お話し聞けて本当に

 良かったです、ありがとうございました」といって笑顔で帰られました。

 資格は取ってなんぼではなく、活かしてなんぼですから