Fascination(ファッシネイション)
ファッション・コンサルタント 藤原純子のウェブサイトです

よく 仕事で どんな色使いの服をチョイスしたらいいのですか?と言う

質問を受けます。 職場が 制服の方は 決められているので そういう

お悩みはないとは思いますが 私服の方は やはり 色で悩まれるようです。




あまり 明るい色は避けた方がいいかな~とか かたい仕事なのでスーツしか

着てはいけない雰囲気とか・・・そういう声をよく聞きますね。




確かに 仕事の種類によって 職場の雰囲気も違います。なので 好まれる

色も違います。




たとえば 銀行は通常制服ですが 1部の銀行の総合職の女性は私服になっていたりします。

そういう女性の私服をみると 紺のスーツに白のシャツやインナー そういった感じが多い。

銀行のイメージがかたく そこに働く方に求められるものが 冷静・清潔・几帳面。

そこからいくと やはり紺・白は適色。ちょっと明るさを出すなら すこし落ち着いたコーラル

ピンクなどがよいでしょう。




営業の方は 最初に積極的に出る場合は 赤(全身ではなくワンポイント)。

男性でしたら ネクタイを赤系に。ケネディ大統領っぽいですが(笑)

慣じみのあるお客様にはベージュや茶・黄など 和やかさが出る色を。



デザインなど 創造的な仕事の方は あまりカジュアルにならないよう

グリーンやパープルなど うまく使いこなせば プロっぽい!!




保母さんや子供相手の仕事の方は とにかく暖色系の色が好かれる。

子供が構えなくてなつきやすい。




最も リラックスできる色は ベージュ。肌の色に近いから緊張感がゆるむ。

次に ブルー・グリーンの順で 一番緊張感が高いのが 赤。

緊張する式典などいくときは 極力赤は避けた方がよい。

周囲に溶け込んで仕事をするには 生成りやベージュ・ブルー系がよい。




紺色は 賢そうに見える色と言われています。だから昔からリクルートファッションで

用いられる色が 紺。そして紺(青)は赤より 後退色(引っ込んで見える色) 7メートルも

引っ込んで見えるとも言われています。そのため 奥ゆかしく控えめな印象を与えるのも

この効果によるもの。昔から奥ゆかしさに美徳を感じる日本人が好むのもうなづけます。




最近は 欧米化してきて 個性を求める日本企業も増え 紺の服は個性がないと

あまり受け入れられないという話も聞きますが やはり 紺は 愛されていますね。

落ち着きもあり でも地味ではない。主張もするが でしゃばってない。




精神面で 仕事がうまくいかない これ以上 用事を言いつけられたくない時は(笑)

グレーをうまく用いると良いかもしれませんね。グレーはどの色にも混じる色でもありますが

大勢の中にいると 埋まって目立たない色なのです。 ライトグレー・ミディアムグレー

 あたりまで。

チャコールグレーは黒に近いので主張の色になりがちです。

好む・好まれないで がんじがらめには なってほしくありませんが ファッションは 自己満足と

言う方もいますが 社会にいる以上 相手に不快感を与えてしまっては いけません

ファッションもマナー その為に重要視されるのが 色なのです

カラーをこよなく愛すミセス純子のダイアリー カラーをこよなく愛すミセス純子のダイアリー

色って綺麗ですね。元気が出ますね。美味しそうですね。もしこの世に色がなかったら・・・

想像しただけで 気持ちが暗くなります(笑)  内容と関係ない写真ですが・・・(笑)